ミトコンドリアの役割
ミトコンドリアとは私たちの細胞の中にある一つの器官です。形状はミミズのようなひも状の形をしていて、一つの細胞核の中にたくさんうごめいています。一つの生命体であり細胞の中で活発に動いています。
ミトコンドリアの主な役割は、細胞内でアデノシンというエネルギー物質を作ります。私たちが食事を摂ると栄養素が体内に吸収されていきます。
糖質が細胞で分解されて活動エネルギーが生まれ解糖します。ですがこのエネルギーではわずかな量しか作れません。
ミトコンドリアは、100倍の速さで瞬時にこのブドウ糖から、これを補うエネルギーを作り出す力を持っています。脂肪やたんぱく質なども糖質に変換してエネルギーをつくり私たちの社会活動を支えているのです。
ミトコンドリアの性質
ミトコンドリアは独立した生命体なので他の細胞内とは異なった性質で、内部に遺伝子情報を持っています。
細胞が持っている遺伝子情報の中にはもともと、ミトコンドリアが持っていたと考えられる遺伝子があります。つまり人間と細胞とミトコンドリアの関係は共存して、ミトコンドリアとは様々な器官や組織の仕組みにかかわっています。